脳の特質シリーズ
シリーズ化してみようと思います^ ^
今回は「脳は楽なことしか求めていない」について考えてみたいと思います
普段の生活の中で意識して行っている動きはどのくらいあるでしょうか?
ベッドからの起き方
顔の洗い方
歯の磨き方
座り方
話し方
歩き方
車の運転の仕方
意識して行っていることは少ないかもしれません
無意識で動いていることのほうが多いかと思います
少し体験してみましょう♪
胸の前で両手を組んでみて下さい
どちらの手の親指が上にきますか?
何回か繰り返してみると、毎回同じ側の親指が上にあることに気づくかもしれません
反対側の親指が上にくるように手を組んでみてみると、いかがですか?
かなり違和感がある方が多いと思います
この違いは何なんでしょうか?
人が動く時、無意識に脳が楽な動きを選択しているからかもしれません
習慣ともいえますね
子供の成長を振り返ると、努力して歩き方を獲得することは少ないと思います
様々な動きの中から、さらに楽な動きを無意識に試行錯誤して行く中で、動きが洗練されていくはずです
動く時に、努力はそんなに必要ないように脳の仕組みができているのかもしれません
「わかっていない(無意識)が全て知っている」
何も考えなくても自然と楽な動きを選択してくれる
そんな特質が脳には備わっています
便利ですよね^ ^
しかし、その便利さが逆に身体の不調に繋がる要因にもなり得るんです
楽だと無意識に選んでいた動き方が、実は楽ではなかったら…
どうでしょうか?
仕事や家事をしていて、肩が凝る、腰が痛い
歩いていて、膝が痛い、股関節が痛い
生活していて疲れやすい
人それぞれ経験の中で、無意識に選んできた楽な動きが、身体の様々な不調の要因になっているかもしれません
ボディワークのレッスンの中では、努力を減らし、楽に心地よく、ゆっくりと動くようにとお伝えしています
そのような動きの中で、馴染みのない動き方を提案をしていきます
馴染みのない動きを、ゆっくり注意を向けながら続けることで、新しい楽な動き方を脳が経験する機会を与えます
「脳は楽なことしか求めていない」という特質がありますから
馴染みのない動きを通して、新しい楽な動き方を身につける
これがボディワークを通して、得られる大切な要素かもしれません