骨格の機能
モーシェ・フェルデンクライス博士曰く
「骨格の機能は重力を動きに変えること」だそうです
脊椎動物は、自身の体重を力として利用して動きます
骨格がなければ、芋虫のように筋肉の力だけで動きを生み出す必要があります
様々な人の動きを見ていると、骨格が機能的に使えず、余計な努力を必要とし、筋肉の力を頼りに動いている場面が多くあります
首や肩で努力する人
腰で努力する人
膝で努力する人
全身を緊張させる人
人それぞれですが、共通しているのはどこかに過剰に努力を必要としていて、見た目にはぎこちない動きとなります(気づいていないことがほとんどですが)
過剰に努力を強いられる場所は、痛みなどのトラブルに繋がるかもしれません
本来、機能的な骨格を通して、体重を上手く使って動くことができれば、動くことにそれほど努力は必要ないのかもしれません
赤ちゃんの動きと高齢者の動きを想像すると
同じ人間の動きですが…
まったく異なった動きに見えるのはなぜでしょうか?
赤ちゃんの場合
筋力まだ未発達であり、機能的な骨格を通して体重を上手く使うことで動いていると言えるかもしれません
高齢者の場合(高齢者に限りませんが)
機能的な骨格を失い、体重を上手く使えずに、過剰な努力を頼り動いている可能性があります
赤ちゃんと高齢者の動き、どちらが楽な動きに見えるでしょうか?
機能的な骨格を取り戻すために必要なこと
まずは自身の骨格に注意を向けることです
ボーンズのレッスンの中に
「指を広げて首を整列させる」
「指を広げて腰を整列させる」
というレッスンがあります
首や腰に手を当てて、骨の動きを感じながら動くレッスンですが、驚く程に身体が変化します
そもそも骨格は体重を利用して動くようにデザインされています
しかし様々な個人個人の習慣の中で、機能的なデザインを手放し、努力的な動きを手に入れてしまうことが多くあります
レッスンを通して、僅かな感覚を丁寧に入力することで、習慣化された努力的な骨格のデザインを手放し、機能的な骨格のデザインを手に入れることが可能となります
自身の感覚を頼りに
「ゆっくり、感じながら、動く」
これだけです
機能的な骨格を取り戻すことができます
来年も色んな場所でレッスンを提供していきたいと思います^ ^
是非レッスンを体験してみてください🍀
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