力をぬいてわずかな違いに気づくと、日常の中で「いま、この瞬間」に存在し、活力を味わうことができます
人間の脳 ー ひいては心・身体・魂 ー は、いつでも活力を高められるようにできています
力をぬくと、自分の動きに敏感になり、繊細な違いに気づくようになります
力がぬけると、自分の内と外で起きていることに優美に反応し、心身の使い方を細やかに調整し、最小限の力で目的を達成できるようになります
「動きが脳を変える 活力と変化を生み出すニューロ・ムーブメント 著アナット・バニエルより」
痛み等により生活に支障がある方に、座っている場面や寝転んでいる場面で、「今身体の中でどこかに力が入っている感じはありますか?」と尋ねると、「いえ、力が入っている感じはないです」と多くの方が答えられます
そのように答えらえた方であっても、明らかに過剰に力が入っているように見えることがあります
力が入っていることに気づいていない状況です
「力が入り過ぎているので、力を抜いてみましょう」と伝えたとして、力をぬくことができるどしょうか?
困難な方が多いです
力が入っていないと感じているのですから
身体、思考、感覚、感情に過剰に力を使うと、感じる力が弱まり、目の前の現象(今回の話では、自分自身に力が入ってること)をしっかり体験することができなくなります
力を過剰に使うと、エネルギーを消耗し、心身に過度な負担がかかり、苦痛だけでなく、怪我や病気に繋がることもあります
日常の小さな動きに注意を向けることができれば、過剰な努力や緊張に気づき、余分なエネルギーの消耗を減らし、心身への過度な負担を減少させることができるかもしれません
shichlul(シクルル)ではBons for Life、Gide to movement等のボディワークを通して様々な動きを体験していただく中で、ご自身の身体の使い方や思考の習慣等に注意を向け、日常の中でより楽に快適に生活ができるアイデアの提案をします
日常の中で少し自分自身の動きに注意を向ける機会を持ってみませんか?